ファームキトラの主な生産物
アイガモ農法（無農薬）ゆめぴりか・ななつぼし
アイガモ農法とは、日本の福岡県で開発された農法で、稲作と鴨の飼育を組み合わせた持続可能な農業システムです。アイガモは、アヒルとカモの交配種で、稲作に必要な除草や害虫駆除を行うのに役立ちます。
アイガモ農法では、稲作とアイガモの飼育を同時に行います。アイガモは、稲の葉や茎を食べ、その間に害虫も一緒に食べてくれます。また、アイガモが水田に入ることで、除草効果もあるため、農薬や除草剤を使わずに済みます。
アイガモ農法のメリットは、まず、環境に優しいことです。農薬や除草剤を使わないため、土壌や水質にも負荷がかかりません。また、アイガモの糞や水草が肥料となり、有機物質の蓄積も促進されます。次に、効率的な作業が可能なことです。アイガモが害虫を食べるため、害虫駆除の作業が不要になり、除草の必要も減ります。そのため、人的・物的コストの削減が可能となり、収益性が高まります。
ただし、アイガモ農法にはいくつかの課題もあります。例えば、アイガモが稲を食べ過ぎると、収穫量が減少する可能性があります。また、アイガモの飼育にもコストがかかるため、農家の技術力や資金力が必要です。
総じて、アイガモ農法は、持続可能な農業システムとして注目されています。環境に優しく、作業効率も高く、食料自給率を高めることができるため、今後もさらなる普及が期待されています。
ファームキトラの農薬を使わないゆめぴりか・おぼろづき・ななつぼし（無農薬）
ファームキトラはアイガモ農法とは別に特有の無農薬米栽培も行っております。農薬不使用で栽培されるため、自然界の生態系を維持しながら育成され、より自然な食品となります。無農薬米は、農薬による汚染や残留物の心配がないため、安全で健康的な食品として人気があります。
無農薬米は、天候や気温、虫や病気の発生などをしっかりと観察し、適切な管理や対策を行います。また、農薬を使用しないため、手間はかかりますが手作業や機械作業等によって雑草や害虫を防ぐ工夫を行います。土壌の状態を良くするため、有機肥料を使用することも行われています。
ファームキトラの無農薬米は、農薬を使用することなく育てられるため、環境にやさしく、また、消費者の皆様の健康にも配慮したお米として人気がありますが、農薬を使用しないデリケートなお米であるために保管の環境に気を付けないと長期保存には向いていないこともあり、無酸素パックなどで購入して、開封後は冷暗所で保管、早く食べることをオススメします。それだけコストをかけた無農薬米は人気商品の一つです。
特別栽培米（減農薬）・ゆめぴりか
特別栽培米「ゆめぴりか」は、日本の農林水産省によって認定された、コシヒカリ系の品種です。「ゆめぴりか」は、コシヒカリと同様に、粘り気がありつやつやとした独特の食感が特徴です。また、コシヒカリに比べて粒が大きく、甘みや旨みが強く、炊き上がりが美しいことが特徴です。
「ゆめぴりか」は、栽培に際して厳しい基準が設けられており、化学肥料を極力使用しない、有機物質を多く含む肥料を使用する、土壌改良に取り組むなどの取り組みが求められます。そのため、高品質で安全・安心な米として、国内外で高い評価を得ています。
なお、「ゆめぴりか」は、北海道でも多く栽培されて近年特に人気の品種です。同じゆめぴりかでもそれぞれ地域固有の特徴や味わいがあります。
特別栽培米（減農薬）・ななつぼし
特別栽培米の「ななつぼし」は、日本の農林水産省によって認定された、コシヒカリ系の品種です。「ななつぼし」は、独自の栽培技術で育てられた高品質な米として知られています。甘味と旨味が豊かで、粘り気があり、かつツヤのある独特の食感が特徴です。また、芯がしっかりしているため、炊き上がりが美しく、おにぎりやおこわにも適しています。
特別栽培米「ななつぼし」は、化学肥料や農薬の使用を極力避け、有機質を多く含む肥料を使用するなど、環境に配慮した取り組みが求められています。特別栽培米「ななつぼし」は、ファームキトラで手間暇をかけて育てた高品質な米であるため、生産量が限られており、価格も一般的な米に比べて高めになっています。しかし、その味わいの良さや安全性、生産者とのつながりなどから、長年、多くのお客様に支持されています。
ファームキトラの米ぬか【農薬不使用】
農薬不使用の米糠とは、米の精米時に削り落とされる外皮や胚芽を乾燥させたもので、有機物質の豊富な肥料として利用されます。一般的には「米ぬか」とも呼ばれます。
農薬不使用の米糠は、化学肥料や農薬を使用しない有機農法で栽培されたお米から得られるため、化学物質の残留や汚染物質が含まれていない安全な有機質肥料です。また、土壌の改善や微生物の活性化、根の成長促進、土壌中の水分保持力の向上などの効果があるため、多くの有機農家によって使用されています。
また、近年では、米糠を利用した新しい商品や食品が開発されるなど、さまざまな分野での活用が進んでいます。例えば、健康食品としての「米糠麹」や、美容効果が期待できる「米糠化粧品」などがあります。また、燃料やエネルギー源としての利用も研究されています。
【北海道産】ファームキトラのななつぼしでつくった米粉
ファームキトラで生産された農薬不使用の米粉は、安全性が高く、食品アレルギーのある人や健康志向の人にとって、穀物粉と比べて優れた栄養価があるとされています。また、グルテンフリーであるため、小麦アレルギーやセリアック病の人にも適していると言われています。
米粉は、製菓や製パン、和菓子や洋菓子、麺類など、多様な食品の材料として使用されています。特に和菓子や麺類では、米粉の独特の風味や食感が生かされ、高い評価を得ています。また、最近では、ダイエット食品としても注目されており、米粉を使用した低カロリーのパンやクッキー、ケーキなどが開発されています。
ただし、農薬不使用の米粉は、製造に時間や手間がかかることから、一般的な小麦粉よりも高価である場合があります。また、製造過程で品質が安定しないため、味や品質にばらつきが生じることがあります。それのコスト感をかけたものだからこそ、安全性や栄養価、味わいなどの良さから、多くの人々に支持されています。